最大搭載重量

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最大搭載重量

知ってる必要はないけれどちょっとだけ明日が楽しくなるかもしれないミリタリー知識、今日は最大搭載重量です。

あまりに美しいF-2初号機。

あまりに美しいF-2初号機。

たいていの戦闘機には、最大搭載重量というものが規程されています。これは人や武器、その他必要なもの全てを積んでこの重さまでであれば飛べますよ、というものです。

同じように最大離陸重量というものがあります。この重さまでであれば飛行場から飛びたてますよ、というものです。

そしてたいていの場合、 最大搭載重量>最大離陸重量 なのです。

荷物をぎりぎり一杯まで積むと離陸できないんです。具体的には離陸滑走中にぽっきり、脚が折れちゃうんです。 なぜだ?設計者は何を考えているのだ?・・・そう、何を考えているのでしょう?

 

空中給油。

そのカラクリは空中給油。「空のガソリンスタンド」です。

空中給油。その目的は滞空時間の増大、だけではないのだ。

空中給油。その目的は滞空時間の増大、だけではないのだ。

画像を見て頂ければわかるとおり、極めてアクロバティックな印象を受けますが、戦闘機にとっては通常営業です。飛行中の戦闘機(とは限りませんが)に燃料を供給するために存在しており、その目的は「飛行時間の延長」・・・と思われがちですが、実はそうではありません。

  • 産経ニュース 公式動画

 

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飛行時間の延長ではなく

思われがち、と書きましたが1960年~70年の日本では、否、日本の国会では 「空中給油」=「航続距離の延長」 「空中給油は対地攻撃能力のある戦闘機が、周辺国の基地まで攻撃する事が可能とするもの」 「専守防衛の日本には不要なもの」 という認識でした。事実、F-4EJファントムは標準装備である空中給油装置をわざわざ取り外して導入した事例があるくらいです。

さて。 前段で書いたとおりほとんどの戦闘機は 最大搭載重量>最大離陸重量 です。

積めるだけのミサイル・弾を積み、積めるだけの燃料を積むとその戦闘機は離陸できません。滑走中に車輪が折れてしまいます。もうネタバレしてるも同然ですが、そのカラクリは空中給油です。

 

標準装備としての空中給油

戦闘機は離陸時は ・ミサイル・弾は満載 ・燃料はちょっぴり な状態で離陸しすぐ空中給油機とランデブー、燃料を満載してから作戦行動に取り掛かることを前提として設計されているのです。

従って空中給油は「いざという時に航続距離を増やし攻撃力を高めるもの」というよりも、「戦闘機とセットで使用することが前提とされている標準装備」なのです。なので空中給油機を持っていないと高価な高価な戦闘機の性能を発揮しきれないことになります、これはもったいない。

パソコンのソフトもどんどんリソースを大量に使用するようになり、2G、4Gのメモリが当たり前になりつつあります(とっく?)。戦闘機もマルチロール化が進み必要とされる武装の搭載量もどんどん増えています。しかし、機体はステルス性を高める意味でも小型化が求められます。

「燃料は空で積めばいい」。

これもひとつの「発想の転換」、世界中の航空機用兵思想を変えるくらいのイノベーションだったのです。

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