RED BULL AIR RACE CHIBA 2015

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RED BULL AIR RACE とは。

 

RED BULL AIR RACEの概要。

単発・単座の小型機を使用した、空で行うモータースポーツです。

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エアゲートをすり抜ける、ポール・ボノム(イギリス)。機体はEdge 540 V2。

「空のF-1」なんて言ってますが、特にF-1と共通点ないですし・・・「世界最速のモータースポーツ」なんて言ってますが、その最高速度は370km/h前後。リノのエアレースにおける「アンリミテッドクラス」は時速800km/hを超えますし、耐久レースを走るグループCカーは最高速で380km/hを超えてたり・・・。

 Grumman F8F-2の改造レーサー、RareBear

 

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Grumman F8F-2の改造レーサー。
RareBear。こっちの方が速い!
世代的に血が騒ぐポルシェ962C。
予選ブーストでなんと時速394km/h!

なんといいますか、盛り上げたいのは理解できるんですが、こういうわけのわからない(失礼)キャッチフレーズを付けちゃうのが日本の広告代理店のアレといいますかコレといいますか。あ、ワールドワイドでこう称されているのであればゴメンなさい。

まあ、要は 

  • 25mの巨大な風船式パイロン(エアゲート)で作られた周回コースを
  • 指定のルートに添って単発・単座の小型機でとびぬけそのタイムを競う
  • パイロンによって、水平状態で抜けなければいけないトコロ、ナイフエッジで抜けないといけないトコロなどが決められている 

スポーツです。

もう少しだけ詳しく書くと 

  • 使用機体は3種類の機体に限定されており、一応、ほぼイコールコンディション。
  • コースイン速度は最高速が決められており、失格。
  • 最大Gが決められており、それを超えると、失格。
  • 最大高度が決められており、それを上回るとペナルティ。
  • 最低高度が決められており、それを下回ると失格。

という感じ。 

レギュレーションとしてはかなり練り込まれたものであるという印象をうけます。また、エンターティナー性を配慮して各機体にはGOPROと思しき小型ライブカメラが装着されており、機体を振り回すパイロットの姿や、車載(機載?)カメラのド迫力映像を速いテンポで切り替える中継がまた見どころと言えます。

レーストラックは海上であったり、サーキットを使ったり。

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その土地土地にあった美しい非常に見栄えのするレースです。

 

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シリーズ。 

その他の多くのモータースポーツと同じように、シリーズ戦で戦われます。今年は

  • UAE・アブダビ(2/13-14)
  • 日本・千葉(5/16-17)
  • クロアチア・ロヴィニ(5/30/-31)
  • ハンガリー・ブダペスト(7/4-5)
  • イギリス・アスコット(8/15-16)
  • オーストリア・シュピールベルク(9/5-6)
  • アメリカ・フォートワース(9/26-27)
  • アメリカ・ラスベガス(10/17-18)

 の全8戦が実施・予定されています。各1戦ごとに順位を決めポイントを付与。シリーズ全戦の合計ポイントで、シリーズランキングが決定されます。

 

予選。

 まず参加全機は予選に参加します。決勝と同一のトラックを一発勝負でアタック。そのタイムの上位14機を決定、これらの選手が決勝に参加できます。

見ていると風向き、強さによるコンディションの影響が非常に大きい、もちろん機体性能とパイロットのテクニックが一番ではありますがタイミング的要素、それに伴う臨機応変な作戦の変更(それができるだけの蓄積を練習日で培えるか)が勝負。

 

決勝。

決勝はマッチレース。2機が1回の対決(ヒート)を行い、タイムの良いほうが勝ち抜けとなります。

 

準々決勝・・・ラウンドオブ14

まずは14機が7回のヒートを行い、勝者7機を選出。

 

準決勝・・・ラウンドオブ8

ラウンドオブ14の勝者7機プラス、敗者の中で最も良いタイムを出した1機を追加した計8機で行う。

4回のヒートで勝者4機を選出。

 

決勝・・・ファイナル4

4機が1回ずつ飛んで、もっともタイムの良い機体が優勝!

 

RED BULL AIR RACE CHIBA 2015

で、千葉会場。

やってまいりました、海浜幕張の特設会場!

こんなレイアウトになります。

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  • 画像はRED BULL AIR RACE CHIBA 2015公式サイトよりお借りしました。

 

海岸線を生かした、進入経路からみて奥行きが長く幅が狭い、ちょっと特殊なレイアウトです。この絵を見るとどうやら奥の折り返し水平ゲートを超えたあとはハーフキューバンで折り返す様子・・・派手な写真を取りたいので、Cエリアのチケットを購入!

 

Cエリアからの眺めはこんな感じです。

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 ああ、見慣れた海浜幕張の海外に林立するエアゲート・・・ちょっと感激。

 

そして飛び交うエアレーサー達!

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前半最後の水平ゲートを抜け、素早く180度ターンに備えてバンクを取る!そのロールレートはブルーインパルスもびっくりの毎秒420度!

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老練・正確な操作でシケインを抜けるポール・ボノム。

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シケインを抜けて左に緩い旋回をしながらフル加速、折り返しの水平ゲートへ。このあと瞬間的に右にロールしバンクゼロへ、ゲートを抜けるとともに再度左ロール一杯!この切れ味鋭いロール制御が見どころの一つ!

期待の折り返し水平ゲートは、結局ハーフキューバンしてない・・・それでも10G(フカシかと思ったら本当だそうです)の垂直旋回は凄い迫力!

先に書いたように最高速度は370km/hとブルーインパルスにははるかに及びませんが、そのロールレートはなんと毎秒410度!エアゲートをくぐるたびにビシ、ビシとバンクゼロを取る鋭さはフォーポイントロールの切れ味にも匹敵します。

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タイムを削り取るため、ライン取りによっては水平ゲートにアングルを付けて飛び込むことを強いられる。その際の翼とゲートの間隔はわずか1m。

 

おっとエアゲートにヒット!しかしすかさず修復!

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エアゲートは9つのパーツに分かれており、ファスナーで結合されているそうな。破損から復旧までわずか2分!

そして期待の室谷選手、ラウンドオブ14でコースレコード(50秒779)を叩きだす!ラウンドオブ8では好タイムも出すもなんとオーバーGで失格!無念・・・。

 

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新型機を投入した室屋選手。ラウンドオブ14でレコードタイムを叩きだす!これはアツかった!

室屋選手のいないファイナル4、正確な操作のポール・ボノム(イギリス)がノーペナルティの51秒502をマーク。他選手を退けアブダビに続いて連勝を決めました。 

 

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レースは素晴らしかった!イベントとしては・・・?

と、飛行機大好き、モータースポーツ大好き野郎としては大満足、Cチケット決勝当日券7,000円は安い!と断言できるイベントでした。しかし・・・。

もうすでに私が書くまでもないことですが

  • 気温35度の酷暑の中、飲料持ち込み禁止。そしてミネラルウォーター500mlが500円。
  • 砂浜なのに敷物持ち込み禁止。そして公式敷物(一人用)が500円。

は、なんとかならなかったものでしょうか。特に飲み物に関しては熱中症で死んじゃう人もいるわけですから、行政指導レベルでなんとかして頂きたいものです。

さらに付け加えるなら

  • うぇーい、(英語で)ぺらぺらぺら、うぇーい、スモークオーン!しか言わないDJ。

なんで日本で開催されるイベントで日本人のDJが英語でぺらぺらしゃべってんのか。

今期のレーサーの調子、マシンの仕上がり、技術的解説、レースのシステム等いくらでも「お初のオーディエンス」が聞きたいことはあったはず。ラウンドオブ14とラウンドオブ8の間の1時間、きちんと「モータースポーツDJ」の仕事してちょうだいよ。前日の予選のビデオ流してよ。前戦のアブダビのビデオ流してよ。

贅沢を言うなら

  • ピットウォークしたかった・・・。

降着場が対岸の浦安にあったので仕方ないのですが、やはりモータースポーツならばピットウォークしたかったです。

まあいろいろありましたが、ぜひこのイベント、日本に根付いて欲しいものです。

 

兵どもが夢の跡

 そして1か月後。

幕張の浜に作られた特設タワーもエアパイロン群も、すでに姿を消していつもの浜に戻っていました。

いまでは対岸の浦安に作られた、特設滑走路に名残を残すのみ。

千葉県は来年も誘致を狙っているようです。再びこの滑走路から続々とエアレーサーが飛び立つ日は来るのでしょうか?

浦安に残る特設滑走路。

浦安に残る特設滑走路。写真提供はお友達のt氏。

追記:2017年11月。

そして室屋選手は2017年に、見事シリーズチャンピオン獲得!おめでとうございます!

エアレースがこれからもますます盛り上がることを、そして日本でも文化として楽しみ続けられることを切に祈ります。2017年の東京モーターショーで室谷選手のスーツが展示されていましたので、画像を追加致します。

おめでとう、室屋選手!

 

 

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