シアトルでエアフォースワンを見よう!シアトル航空博物館(THE MUSEUM OF FLIGHT)

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トランプさんも乗った、エアフォースワンがそこにある(機種は違いますが)

シアトル。

アメリカ合衆国のワシントン州北西部ある都市。同州最大の都市であるシアトルは人口70万人を抱える大都市であり、世界最大の航空会社「ボーイング」の本拠地でもあります。

シアトルの摩天楼。しかしアメリカの都市部ってのはいかにもの景色ですね。

そんなシアトルにある、我々マニアが目指すべき博物館が、シアトル航空博物館。英語で書けば「THE MUSEUM OF FLIGHT」。そのまんまです(笑)。

先日ご紹介したニューヨークの「イントレピット海上航空宇宙博物館」と比較すれば、さすが地上にあるだけあって(?)大型機をはじめとした収容機数も、そしてその機体のコンディションもワンランク上です。

シアトル航空博物館

シアトル航空博物館は、独立した非営利の航空宇宙博物館として運営されています。その収容機数は実に175機以上。機体だけではなく写真や書籍なども多数(とてもじゃないが見きれない)収容されています。

内部は

  • エアフォースワンやコンコルド、B-17やB-29等大型機を展示した半開放型の「航空館」
  • F-4、F-104、Mig17など現代の軍用機を展示した格納庫的「グレートギャラリー」
  • 写真が多く展示された「リアギャラリー」
  • P-51やBF-109など第二次世界大戦の機体が展示された「勇気の翼」
  • ボーイングの創業者であるウィリアム・E・ボーイングにちなんだ「レッドバーン」
  • スペースシャトルを中心とした宇宙の展示「スペースギャラリー」

に分かれており、もはや全貌をご紹介するのは不可能、といったボリューム。

ということで、特徴的な機体を中心にさらりとご紹介させて頂きます。

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グレートギャラリー

ロッキード M-21ブラックバード

あっ!ここにもSR-71が!

ではなく、ミュージアムの説明によればこれは「M-21」。

背中に積まれた無人偵察機「D-21」の母機として、初期型のブラックバードシリーズA-12より派生したタイプ。こう見えてD-21コントロール用にシートが追加された複座機。CIAの「Tagboard」プロジェクジェクトの一環として開発されたとのこと。

機体のコンディションも素晴らしく、耐熱塗料の微妙の色調の違いも見て取れます。イントレピットのA-12と異なりエンジン「プラット・アンド・ホイットニー J58」も左翼エンジンポッド下に展示されています。ご覧のとおり立ち入り禁止の柵の狭いことよ!文字通り舐めるように近接戦闘を繰り広げることができます!

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ボーイング B&W(レプリカ)

シアトルに錦を飾ったボーイング社、そのボーイングが最初に設計・製造した記念すべき機体がこのB&W。

1916年6月15日に初号機が完成したのち、ボーイングはB&Wをアメリカ海軍に提示します。当初興味を示した海軍はのちに契約を撤回、結局その機体はニュージーランド政府により購入されました。

天井から吊り下げられた機体はもちろんオリジナルではなく、ボーイング社50周年記念で復元されたレプリカ。実際に飛行することができます。そのためエンジンや機体構造はオリジナルと異なる安全性の高いものとして作成されているとのこと。

ボーイング モデル80A-1

初期、すわなち1920年代半ばまではアメリカの商業用飛行機は「郵便配達」のために作られていました。その後本格的な「旅客運用」時代に突入するのですが、このモデル80はボーイングが初めて本格的に開発した旅客機。

12人乗りと18人乗りの2タイプがあります。胴体わきには旅客用の窓が備え付けられています。エンジンはプラットアンドホイットニーのホーネット、単列9気筒、星形空冷エンジン。525馬力。

ご覧のとおりほぼ形状としては星形エンジンの完成系ともいえるもので、アメリカの航空産業の技術力を垣間見ることができます。

ちなみにこのモデル80は初めてキャビンアテンダントを乗せた旅客機だそうで!現代の快適なボーイング787と違い恐らく騒音の激しいこの機体でどんなサービスが受けられたのでしょう?

ミュージアムのサイトには

  • 18人用の部屋、暖房付きのキャビン、レザーシートがありました。
  • 個々の読書灯があり、洗面所には温水と冷水があります。
  • 豪華なインテリアを備えていましたが、キャビンは加圧されず、エンジンの騒音は会話を困難にし、ヒーターにもかかわらず、キャビンは時には非常に寒いです。

とあります・・・

マクドネル F-4CファントムII またの名を F-110Aスペクター

もちろんここにもあります。アメリカといえばファントム2。展示機はC型。

近くに寄れるのはうれしいんですが、どうしても全体形状がわかるようには撮影できないんです、、、

海軍機として開発されたF-4を空軍が採用したのがこのC型。当初は「F-110スペクター」という名称で採用されましたが(メンツ?)、めんどくさかったのかのちにファントム2と共通呼称で呼ばれるようになります。海軍型と異なり、

  • AIM-4 ファルコンミサイルの搭載
  • AGM-12 ブルパップミサイルの搭載
  • 核爆弾の運用機能
  • ブーム式空中給油装置の装着
  • 低圧タイヤへの変更
  • 後席への操縦装置の搭載
  • 翼端折りたたみ装置の手動化

等の改造が施されています。なお、空母への着艦は可能・・・とのこと。のちにサイドワインダーの搭載、レーダーの増強を行い本格的な空軍仕様のD型へと発展していきます。航空自衛隊のファントムはさらに改良されたE型をベースにしています。

ミグ設計局 MiG-15bis(中国軍仕様) 

1947年に初飛行したMig-15は16,000機(!)以上製造された、と紹介されています。

朝鮮動乱ではアメリカのF-80といわゆる「ジェットvsジェット」の空中戦を繰り広げましたが、空戦能力の差でアメリカは大苦戦しています。

展示機はエンジンが強化されたbisで、中国軍仕様。9機のキルマーク(スーパーエース)もまぶしい本気はアメリカの個人が1990年に中国から買い取り、その後シアトル航空博物館に寄贈されたとのこと。

その他・・・

F8U-1クルセイダー。

ガンが未装備なのはプロトタイプのNo 138899だから。よく見るとF8U-1のレターの前に「X」がついていますね。

ライトフライヤーのレプリカもあります。

航空館

ボーイング VC-137Bエアフォースワン

ココをご覧のマニア氏ならば、「エアフォースワン」は大統領が登場した機体のコールサインであり、セスナだろうがバイパーだろうが大統領が乗ればそれがエアフォースワン、なことはご存知だと思われますがとりあえず突っ込みはなしで。

ボーイング707を改修したVC-137Bはアメリカ発のジェット要人輸送機。いわば「高度な通信機器を備えた飛行型オーバルオフィス(ホワイトハウスの大統領執務室)」。

中を見ることもできます。

大統領用の通信設備。

大統領のカウンタースペース。

客室も広いですねえ~。

ボーイング B-17Fフライングフォートレス

展示機の機体番号は42-29782。

1944年にヨーロッパ戦線に参加した本機は幸運にも戦闘に参加せず、3か月で対ドイツ戦終戦を迎えアメリカに戻ります。その後は戦争記念碑としてアメリカ各所の公園・博物館を転々としたのちに、森林火災消火機として活用されたり、映画に出演したりと飛行可能状態を保ったまま数奇な運命をたどりますが映画「メンフィス・ベル」の撮影ののち、復元を経てここに落ち着いたとのこと。

「フライアブル」であったものの、その復元には大変な手間がかかったそうです。

その他・・・

コンコルドもあったり。

ボーイング747(ジャンボジェット)のシリアル番号001がいたり。

にっくきB-29ももちろんおります。

こんなところでしょうか。

勇気の翼

英語では「Personal Courage Wing」。勝手に意訳しました。

ココは第二次世界大戦のレシプロ軍用機が展示されています。

カーチス P-49Nウォーホーク

ココも狭くて、機体全景を撮影することは不可能です・・・。

P-40、日本ではあまり人気はありませんが14,000機前後の生産数を誇るヒット機です。形式と使用地によって

  • ウォーホーク(アメリカ仕様のF以降)
  • トマホーク (英国仕様のBとC)
  • キティホーク(英国仕様のDとE)

といろいろな愛称で呼ばれていますが展示機はN型なのでウォーホーク、となります。

この機体もB-17に負けず劣らず数奇な機体で、何と戦闘飛行時間は60時間というレアもの(?)。ニューヨーク州バッファローのカーティス工場で製造されて、アリゾナ州の集積場に飛行してそのまま終戦を迎えた・・・ホントかなあ。その後映画出演を繰り返し、最終的に復元されてここシアトル航空博物館に収容されたそうです。

ノースアメリカン P – 51Dマスタング

誰が何と言おうと第二次世界大戦の最優秀戦闘機、マスタング。

超有名な機体ですので解説は検索して頂くとして(笑)、この機体も奇妙な経路を経てシアトル航空博物館に収容されている様子。

  1. 米空軍へ所属
  2. 戦争余剰品としての100機としてスウェーデン空軍へ譲渡
  3. スウェーデン空軍からイスラエルの防衛軍or空軍へ譲渡

らしい・・・とのこと。残念なことにイスラエルは製造業者のデータプレートを取り除いてしまっており、これ以上の追跡は不可能、だそうです。

リパブリック P-47Dサンダーボルト

個人的に大好きな怪力戦闘機、サンダーボルト。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー R-2800!

巨大・怪力戦闘機のP-47サンダーボルト。意外にもその生産機数はP-51より多い15,660機。

 

シアトル航空博物館のP-47Dは、戦後の軍事支援プログラムの一環としてラテンアメリカ諸国に送られた機体の1機をいわば「再輸入」したもので、以前はボリビア空軍ラパス基地の「ゲートガーディアン(基地の入り口に展示する機体)」だったそうで。

1976年にアメリカに帰国、1981年に復元を完了。325飛行隊「チェッカー・テール」のロバート・バゼラー大佐機となり蘇りました。

その他・・・

コルセアもありますし。

しかし、奇妙な機体だなコイツは。

敵役、BF-109Eエミールちゃんも。

そして我らが隼。3型ですね。

解説では

  • 第二次世界大戦の中で最も機動的な戦闘機
  • 日本の海軍の伝説のMitsubishi Zero( 隼とよく間違われた)よりも機動的
  • 不十分な攻撃力と不十分な防御装備といったZeroの弱点を共有

と解説されています。

シアトル航空博物館の隼は4機の残骸から作られた復元機で、その作業には航空自衛隊村田浩一郎氏が参加されたそうです。かの氏は「技術顧問」として紹介されています。

場所・料金等

とにかくデカい、広い、アメリカの物量を体感できるシアトル航空博物館。なかなか訪れる機会はありませんが、一生に一度くらいは、ぜひ。

開館日時

  • 午前10時~午後5時
  • 毎月の第一木曜日はフリーデー、無料入場で午後5時~午後9時までオープン
  • 感謝祭とクリスマスは休館

所在地

  • East Marginal Way S, Seattle, WA 90198

料金

  • 大人23ドル

スペシャルサンクス

画像提供は友人のI下氏。ありがとうございます!

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