専用機

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専用機。

超役に立たないミリタリー知識、専用機。

アニメの世界では当たり前の「○○専用機」。シャア、ジョニーライデン、シン・マツナガ、ガルマ、いろいろありますね。

さて現実の世界ではどうなのでしょう?

有名なエピソードですがシャア少佐(大佐?)のモチーフは実在の人物です、その名も「赤の男爵」リヒトフォーフェン。そう。バイク乗りならよく知ってるあのお店のあのおじさんです。あのおじさん、実はすごい人なんです・・・

空がまだ男と男の意地と技量のぶつかり合い立った時代の英雄です。地上と同じように空も時代は移ろいます、現代の空中戦における「戦闘機の所有者」は誰なのか?

 

「今」はないんです。

専用機。心躍るロマン溢れる言葉ですね。恐らく95%くらいの人は「シャア専用ザク」などガンダム系のネタを思い浮かべると思います。

のっけから全否定入ります、現代においてはアメリカ海軍の一部などを除き、たいていの「先進国」の戦闘機はパイロットとの組み合わせを固定されていません。これは当然と言えば当然のことで、戦闘機は定期的に整備に入れる必要があります、自分の愛機が整備中だから出撃できないっす、とは行かないわけです。

アメリカ海軍のCAG機(Commander Air Group専用機、つまり司令専用機)などといった特例を除き、専用機というものは存在しません。

とてもカッコいい米海軍の司令専用機。戦わないからハデなのだ。

とてもカッコいい米海軍の司令専用機。戦わないからハデなのだ。

たいてい、CAG機は垂直尾翼を派手に塗ってたりしてカッコいいです。だって司令は戦わないんだもの。

 

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「昔」はあったんです。

しかし歴史をさかのぼると、そうではありません。

専用機昨今。

専用機昨今。

 

WW1

画像左上、真っ赤な飛行機。あれは第一次世界大戦におけるドイツのエースパイロットであるリヒトフォーフェン男爵の乗機です。

この時代は戦闘機パイロットというだけで希少な存在ですし戦闘機そのものの生産数も少ないですから、当然パイロットと機体はほぼ固定されていました。そして腕があればやりたい放題、愛機を真っ赤に塗ることも可能だったわけです。ちなみに彼は低空飛行中にかぶせてきた敵機に落とされています。

やっぱり目立ちすぎたのでは・・・。

 

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WW2

この「腕利きはやりたい放題」の伝統は第二次世界大戦にも引き継がれます。

画像右上の機体はドイツ空軍のエース「ウクライナの黒い悪魔」エアリッヒ・ハルトマンのBf109G。機首に描かれた「ブラックチューリップ」はハルトマンのパーソナルマーク(うん、ガンダムっぽい)です。

敵味方含めあまりに有名になりすぎ、敵対していたロシア空軍のパイロットはこのマークを見ると戦闘を放棄し逃げ出す有様、ハルトマンの撃墜スコアが停滞する始末。頭に来たハルトマンは自機のブラックチューリップを消し代わりに新人パイロットの機体にブラックチューリップを書いてあげた、結果ハルトマンの撃墜スコアはまた伸び始めルーキーの消耗率は下がったというエピソードもあります。

専用機の究極は左下のBf109F、アドルフ・ガーラントの機体。

ガーラントの戦闘機隊総監就任に際しヘルマン・ゲーリング空軍大臣直々にガーランドに贈呈された特別仕様です。機首のガンを7.7mmから13mm機銃に改めた武装強化型です。ドイツ空軍はこういった特別仕様機をエースにプレゼントする習慣?があり、なんといいますか整備性とかどうでもいいんですかね?ちなみにガーラントは自分の機体にミッキーマウスの絵を描くという趣味がありました。

けっこうなクセ者だったらしく、バトルオブブリテンの際にゲーリングに「欲しいものは何でもやる、勝つためには何が欲しい?」と聞かれ

「(敵の主力戦闘機である)スピットファイヤをくれ」

とのたまった伝説の持ち主です。

 

そして現代、戦闘機に名前を刻むのは。

さて現代。現在、戦闘機に名前を刻めるのはパイロット、ではありません。

誰でしょう?それは機付長、その機体の整備責任者です。

その戦闘機でなにか事故が起きたときの責任を負う重責者です。パイロットに機体を引き渡すことを「機体を貸す」と表現する方もいるそうで、これもまた興味深いですね。

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2 Responses to “専用機”

  1. kn より:

    ガーランド氏のメッサー、E型は特別仕様で灰皿と望遠鏡型の照準眼鏡付けたのが合ったと昔の資料に有ったと思う。
    昔の資料は実家なので、書籍名を思い出せないけど写真の載った写真集がでていたと思う。
    記述されたF型はG型より機種のコブの小さなタイプとか記述されて、図面のみ載っていた記事を読んだ記憶があります。

    この四半世紀趣味から離れていていまして、この記事で昔の記憶がよみがえりました。

    • yakumili より:

      比較的近いお歳かと存じます。
      最近は新発見の資料も少なくなく、改めてこの趣味は深く興味深いなあと思うしだいです。プラモデルもいいキットが(高価ですが)たくさん発売されているようです。

      ぜひ、復帰なさってみてはいかがでしょう(笑

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